信用取引と現物取引の2階建て
現物株を保有している場合は現物株も代用有価証券に計上されるのですがそれを担保に信用取引を行う場合は注意が必要です。資金が少ない方は特に危険です!
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① 保証金維持率がいきなり下がる
管理人うねジローが使用しているSBI証券では現物株を約定後 受渡が行われるのが3営業日後なので2営業日の引け後に保証金維持率に反映されます。現物約定代金100%から代用有価証券の掛け目に反映しますので保証金維持率が下がる現象がおきます。
(増し担保規制等の銘柄は掛け目が変わります。)
② 預かり金不足が発生する これ注意ですよ!!
現物株を多く保有してそれを担保に信用取引を行った場合はかなり注意が必要です。信用取引にて損失確定額が現金より大きい場合は預かり金不足の発生になります。この時 保証金維持率は割っていないのにという現象が起き入金による精算をするか信用建玉で精算するかしなければなりません。信用建玉の精算で足らない場合は入金が必要です。
注意点は現物株購入による残りの現金の把握をしておかなくてはいけません。現物の買付余力を見ればすぐ解ると思いますがそれ以上の損失を出してはいけません。なので資金の少ない方は特に注意が必要です。
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信用取引と現物取引の2階建は追証も出やすい
信用買い建玉と現物建玉を保有していた場合 両方の建玉の株価が下がり損失側へ動くと預かり金不足も注意が必要ですが追証も出やすくなります。追証 (追加証拠金)はどのくらいの損失で発生するの?で算出した表よりも更に早く追証が出ることになります。資金を全力で投資すると銘柄によっては1日で追証発生なんて事にもなりかねますので全力の建玉をしては危険です。余力を残しての取引をオススメします。
追証は良く言われているので注意するのですが預かり金不足はなってみて初めて知ったと言う方が多いのでは無いかと思います。うねジローもその内の一人ですがなんせ信用の制度がややこしく理解するのに時間が掛かります。2013年1月1日の信用制度改正によりかなり緩和されているもののこの信用取引と現物取引の2階建ては危険が大きいです。
手数料や金利のことを考えるとどうしても現物取引が魅力に見えてくるのですが資金が少ない間は信用取引のみで取引する方が余計な心配が減って良いかもしれませんね。信用取引は知らずに行うと危険と言うことと売買ルールと資金管理が大事と言うことが解って頂けたら幸いです。
次回は 追証(追加証拠金)発生時の設定が証券会社でかなり違う!!追証の解消方法は??? をお伝えします。
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